今年はスーパームーンの名月を見られるというので満月には一日早い27日夕刻「名月観賞の夕べ」で夜間開放される植物園へ行ってみました。
着くとお月様はすでに高くかかっておりスーパームーンの印象は余りなかったのですがとっても美しかったです。
ただその日の植物園はお月見と言うにはあまりにも沢山の人出でびっくりしました。不思議に思いながら進んでいくとクスノキ並木がカラフルなライトアップで幻想的な雰囲気に包まれ、また大広場では野外コンサートで学生さんの歌やパフォーマンスがあって人々で埋め尽くされていました。プログラムの一部では歌手の植村花菜さんが出演していたようです。一方鏡池(温室前)に出るとPANTHEON-神々の饗宴という琳派400年記念催物のショー(?)が真っ最中でした。
知らなかったなあ!こんなプログラム!でも何だか得したみたい。楽しかったです。
夜の植物園の賑わいは遊園地の一角にいるみたいで「お月見」としては少し不満でした。そこで翌日満月なのでもう一度近くの賀茂川畔に行ってみました。
月の出は17時57分、早めに行ったらなかなか出てこなくて待ちくたびれてしまいました。30分ほど経ってようやく比叡山の南側がわずかに赤らんだと思った次の瞬間一筋の閃光が走って、あれよあれよと言う間にお月様が出て来ました。
ウーン、さすがにスーパームーン明るくてデッカイです。すっかり暮れてしまった川原には私のほかにもスマホでお月様をパチリパチリ撮っている方がぱらぱら。皆さん大きなお月様に興味あるんですね。
昔の人は名月を眺めて歌を詠んだりしたのでしょうが今日の賀茂川はヘッドライトの光が交錯して全くそんな風情もわいて来ませんでした。お手軽スポットはやはりロマンには結びつかないみたいです。
「お月様にはうさぎさんが住んでいて満月になるとお餅をつくんだよ!」 小さいころからよく聞かされた童話でとってもメルヘンです。
でも一方で満月になると人を襲うという狼男のお話やジギル博士とハイド氏の怖いお話もあって小説の中のお月様の印象も様々です。
私はやはり満月を見るとホッとして安らぎを覚えてしまいますが。
二日間もお月見ができて今年は大満足でした。まもなく10月になります。あと半年もしたら作品展で大騒ぎ!こんな風にお月見でまったりとなんてあり得ないかもしれません。
作品展の準備といっても「お尻に火がつかないと何もできないから。」とたかをくくっていたのですがいよいよ本当に火がつきそうになってきました。さあ大変!月夜は家でパッチワーク!頑張らなくっちゃ!
コメントをお書きください
パメラ (木曜日, 01 10月 2015 23:45)
幻想的な写真ですね。初日の出など、日の出を見るのってよくありますが、月の出を見るという発想はありませんでした。とても神秘的ですね。写真家の石川賢治さんの「月光浴」という写真集が本棚にあるので、久しぶりに開いてみようと思います。
キルトはうすFu布 (金曜日, 02 10月 2015 00:15)
パメラさん コメントありがとうございます。
おっしゃる通り月の出は薄暮から夜の帳が下りていく中で繰り広げられるため何気ない風景も一層幻想的になってしまうようですね。
そしてまたお月見と言えば中空にかかった立派なお月様のイメージを想像してしまいますが、今回見た一筋の閃光が突然射てくる満月の月の出シーンは朝日に勝るとも劣らず感動的でした。