お茶しながら何気なく手にしたクッキー、そう言えばここしばらく没頭していたアップリケの葉っぱそっくりです。
アップリケの手作業から解放されて「おいしいね!」と舌鼓をうっていると味覚が勝って視覚は二の次になっていたのですが、何気なくふと連想してしまいました。
今手掛けているアップリケはタペストリーの一部を飾る「バラ」ですが、このバラの葉っぱがクッキーの形にそっくりなのです。色彩は少し異なりますが同じような形をしています。もっともこのアップリケを見ているだけではクッキーを連想することは考えにくいのですが・・。
葉っぱのアップリケは簡単、とは言え製図を描き型紙をとって布をカットするだけでも結構手間がかかります。
鮮やかな色彩の花が「主役」ならシンプルな葉っぱはさしずめ「脇役」でしょうか。手間を考えれば決して「主役」の花に負けないのですが。それどころか葉っぱの微妙な向きや表情は作品のイメージを決定づけることもあるので決しておろそかにはできないところです。
布をカットした葉っぱのアップリケのパーツです。こうして並べて見るとどれも同じような形をしていますが実際には背番号が付いていて貼り付ける位置と向きが特定されています。
まるでプラモデルの部品みたいですね。もっとも眠い目をこすりながらカットした布は何故か同じものが2枚あったり、縫い代が異様に大きいものがあったりしてアバウトな部分はあるのですが。
タペストリーのコーナーを飾るアップリケの一部です。こうして見ると葉っぱはどうしたって脇役ですね。でも葉っぱがないと花が生きてこない。不思議です。
さて、もしもこの葉っぱをクッキーで作るとしたらバラの花は何で表現しようかしら?やはりクッキー?それともマカロン?何だかヘンゼルとグレーテルのお菓子の家を連想してしまいました。
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パメラ (水曜日, 01 4月 2015 22:50)
素晴らしいタペストリーですね。ひとつひとつ形が違ってこそ、仕上がりに深みがでるのですね。手しごとは本当に温かくてよいものですね。葉もバラも、その組み合わせ方もため息が出るほど美しいです!
キルトはうすFu布 (木曜日, 02 4月 2015 09:18)
パメラさん コメントありがとうございます。とっても嬉しいです。
エイプリルフールなんで「あれはウソですよ!」なんて言わないでくださいね。
冗談はさておき、大きいタペストリーも部分部分の集まりでそれぞれを楽しみながら制作を進めていくことが大切ですね。今は「木を見て森を見ず!」ですが木の一本一本が美しくなればきっと森も美しくなると信じて頑張っています。
早くもさくらが満開で、今日も汗ばむような陽気になりそうです。本物のバラが見られるのもそう遠くはないようですね。楽しみ~。